こんにちは、サイト管理人の007です。
ここのところ、日本は立て続けに
大きな自然災害に見舞われていますが…
最近「災害民俗学」で注目されている
畑中章宏(はたなかあきひろ)さん
という方を、ご存知でしょうか?
映画好きな007(管理人)が、大ファンな
ライムスター宇多丸さんが、なんと次週!
その畑中章宏(はたなかあきひろ)さんと
テレビ出演されます。
2018年7月7日(土)22:00~放送
「SWITCHインタビュー」宇多丸×
災害民俗学で注目の畑中章宏さんと激論!
対談者 宇多丸さんの記事はこちら
番組のサブタイトルと内容は…
日本のヒップホップシーンを引っ張る宇多丸と、災害民俗学で注目される畑中章宏。異なる視点から社会を切り取る2人が、今の日本人が心の奥底に抱えている「何か」を探る。
激しい雨が降るフェス会場を訪ねた畑中。宇多丸のメッセージが世代を問わず観客に届いている様に注目した。日本語を使って自分の立場からメッセージを送り続ける宇多丸の心中に迫る。後半の舞台は一転して岩手県遠野市。妖怪伝説や伝承に込められた、災害を克服しようとする住民の思いを研究する畑中に話を聞く。相次いで大規模な災害が発生する日本。そこで我々は何に目を向けるべきなのか激論を戦わせた。
SWITCHインタビュー 達人達(たち)「宇多丸×畑中章宏」より引用
すごく興味深いではありませんか!
ところで、災害民俗学ってなんだろう?
と思ったので、007ミッション開始!
畑中章宏(民俗学者)経歴や活動は?
ライムス宇多丸と激論!
【SWITCHインタビュー】
相次いで大規模災害が発生する日本で
私たちはいったい、何に目を向ける
べきなのでしょう?
そして、その大切なことを教えてくれる
畑中章宏さんって、どんな方でしょう…
【目 次】
1.畑中章宏の経歴(プロフィール)
2.畑中章宏の活動と著書
3.畑中章宏の21世紀の民俗学
1.畑中章宏の経歴(プロフィール)
出展:eoネット Zing インタビュー
1962年、大阪府大阪市生まれ。
近畿大学法学部卒業し、平凡社で
編集者としてのキャリアをスタート。
雑誌「月刊太陽」編集部に所属し、
「荒木経惟写真全集」
「別冊太陽 神像の美」
「日本の秘仏」などの書籍を担当し
その後、フリーランスとなる。
多摩美術大学で芸術人類学研究所の
特別研究員として教壇に立ったり
日本大学芸術学部写真学科の講師
としても学生たちを指導していた。
現在は、民俗学、写真などを対象に
日本の心性史を描いている。
畑中章宏さんのツイッタープロフィールでは
民俗学者・編集者・妖怪文化研究者と
ご自身のコトを紹介されています。
畑中章宏さんが入社した平凡社は
百科事典の出版社として大変有名です。
また、一般書籍のほかに、学術・教養性の
強い出版物を多く刊行する出版社です。
雑誌「月刊太陽」は、1972年創刊で
現在も「別冊太陽」として歴史が古く…
美しいビジュアルと豊富な資料とともに
毎号一つのテーマを深く掘り下げて
紹介している雑誌です。
間違いなく、畑中章宏さんは、最初にお勤め
された出版社で、編集の仕事をするうちに
創造性のある著者や、研究者と知り合い
いつの間にか、自分が研究者に…
いわゆる、ミイラ取りがミイラになった
パターンではないでしょうか?
まだ、世の中に受け入れられている
わけではなくても、新しいコトだったり
より真実に近いと考えているコトを
発信したくなってしまったんでしょうね~
2.畑中章宏の活動と著書
畑中章宏さんの著書を見れば、タイトル
だけでも、日本人の知的好奇心を
くすぐるものがたくさんあります。
・代表作とその著書のご紹介
『日本の神様』2009年
『神社に泊まる 日本全国癒しの宿坊ご案内』2010年
・『柳田国男と今和次郎 災害に向き合う民俗学』2011年
・『災害と妖怪 柳田国男と歩く日本の天変地異』2012年
・『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか 新美南吉の小さな世界』2013年
『津波と観音 十一の顔を持つ水辺の記念碑』2013年
・『先祖と日本人 戦後と災後のフォークロア』2014年
『「日本残酷物語」を読む』2015年
・『蚕: 絹糸を吐く虫と日本人』2015年
・『21世紀の民俗学』(WIRED.jpにて連載)2017年
・『天災と日本人 地震・洪水・噴火の民俗学』2017年
なんとな~く、畑中章宏さんの
民俗学者と称されるお仕事内容が
お判りになるんじゃないかと思います。
民俗学とは、日本では本格的な研究が
始まったのが19世紀末とのことで
比較的新しい学問のようです。
風俗や習慣、伝説、民話、歌謡、生活用具
家屋など、古くから民間で伝承されてきた
有形・無形の民俗資料をもとに研究を行います。
それら、人間の営みの中で伝承されてきた
現象の歴史的変遷がなにか?を明らかにし
そこから、現在の生活文化などを、相対的に
説明しようとする学問なんだそうです。
平たく言えば、今現在の社会がこうなっている
全てのコトの原因や、歴史的な移り変わりの
理由を分かりやすく解説してくれる人です!
しかも、目の付け所がとても斬新でして
神仏・妖怪・人形浄瑠璃・戦後などが
テーマになったり、VRや最近の震災が
キーワードだったりするんですね♪
少し、気になった方は、連載から
書籍化された「21世紀の民俗学」が
読みやすくておススメです!
3.畑中章宏の21世紀の民俗学
今回の番組では、番組前半の舞台は
5月13日にリズムスターが主催した
野外フェス「人間交差点 2018」が
行われたお台場野外特設会場だそうです。
出展:番組公式サイト
宇多丸さんは、音楽に込めた思いを
聴き手にどう伝えるかについてを
畑中章宏さんに持論をぶつけるとのコト。
後半は岩手県遠野市に、場所を移動して
災害の被害者をメインテーマに話をされ…
妖怪の伝説などの不思議な伝承を作ることで
悲しみを乗り越えようとした歴史について
畑中章宏さんが解説されます。
そこから、お2人は、現代人が抱える
やりきれない感情の克服方法について
語り合うという企画になっています。
畑中章宏さんは、民俗学という学問の本質は
「古さ」にはないと仰っています。
むしろ、ネットやソーシャルゲームといった
近年の「流行」にこそ、現代の民俗学が
取り組むべきテーマがあるんだそうです。
新しいと思えることが、実は古いというコト
日本人の多くが持っている「家族アルバム」の
思い出から「Instagram」に夢中な女子高生の
話が繋がるんだとか…
畑中章宏さんが考えている、21世紀の
「昔はありえなかったはずの未来」は?
高度に文明化した現在は、伝承や郷土
という民俗学の視点を、「故郷」として
変わってきたコトが原因だそうです。
畑中章宏さんが考える21世紀の民俗学って
とっても興味がわいてきませんか?
しかも、現代社会にメッセージソングを
届け続ける宇多丸さんとの対談ですから
バトルは、さぞかし見ごたえありますよね!
ひとまず、番組のオンエアを待ちましょう
対談者 宇多丸さんの記事はこちら
4.007ミッション報告
畑中章宏さんが民俗学者になられたのは
その経歴から、向学心がそうさせてしまい
ミイラ取りがミイラになった
畑中章宏さんの活動や、出版された書籍は
どれも興味深いタイトルで面白い
畑中章宏さんが考える、21世紀の民俗学は
最先端でノスタルジーを感じつつも
「なるほど!」と勉強になる
最後までお読みいただき、ありがとうございます。